クリアしたゲームをレビューするだけ

個人の主観によるものです、あしからず

サイバーパンク2077(70点)

サイバーパンク2077

 

評価:良ゲー70点

 

 <プレイ実績>

進行:ストーリークリア

プレイ時間:30時間(ストーリー25時間)

難易度:ノーマル

ハード:ps4 pro + HDD

※諸々のバグ、エラー落ちについてはないものとして評価します。これらについては後述。

 

<前置き>

ウィッチャー3で知られるCD project REDの新作オープンワールドRPG。ウィッチャー3が神ゲーであったこと、8年という長い開発期間に、イカした世界とキャラクターたち。発売前の期待感はといえば、超大作の名に恥じぬものであったが、果たして。

 

<簡単な評価>

まずはそのイカしたサイバーパンクならではの世界観とキャラクターたちを評価したい。一癖も二癖もあるが、癖があるだけではなくしっかりと魅力的なキャラクターと世界になっている。きっとプレイヤーそれぞれがお気に入りの場所、キャラクター、装備、戦い方を見つけることができるだろう。そして、オープンワールドとして考えてみると、多くのオープンワールドゲームが平面上にいくつかの利用できる施設が点在している平面的なマップであることに対して、サイバーパンク2077ではマップ構造がより立体的になっている、進入可能な建物の多さも相まってこれまでにないオープンワールド構造を楽しめることも良い点だろう。

気になる点は全体的な操作性の悪さと大味なバトル。今作はファーストパーソン視点しかないゲームであり、FPSの要素も多分に含まれるがこの操作感が10年前のFPSを遊んでいるような仕上がりにっており、最近のFPSに慣れてしまうと不快極まりない。またUIもPC版を基本としているようでコンシューマ版では使いにくさが目立つ。バトルは洋ゲー特有の単調さに理解が必要。間違っても国産RPGのような丁寧なレベルデザインは求めてはいけない。そういうゲームだという理解があればマイナス点ではない。

 

<総評>

サイバーパンク2077に期待された、世界観やオープンワールド構造という点において期待通りのモノを提供できたといっていい。期待通りなのである。その体験を得たユーザーの評価は結局”普通に面白い”であり、それ以上にはならない。これが良ゲーたる所以である。今後もアップデート、DLC販売の予定があるとのことなので、一年後に神ゲーと化したウィッチャー3のようになっていくことを期待したい。

 

<バグ、エラー落ち、グラフィクスについて>

既にニュースで知られているように今作ではコンシューマ版、特にノーマルPS4版において、多数のバグ、エラー落ちが報告され、返金騒ぎとなった。私はpro版かつ、事前情報からグラフィクスの設定を全て切って始めたのでエラー落ちは一度だけで、カクツキもあまりなく、バグも気にならないレベルだった。バグやエラーについては今後のアプデで対応されるのは目に見えているが、グラフィクスに関してはトレーラーで見ていたものがPS4版に実装されることはマシンパワー的にあり得ないのでそこは期待できない。PC版ではそういった話はなく、レイトレーシングを入れるかどうかで悩むようなレベルなので、ちゃんと遊びたい人はPC版しか選択肢がない。現場、コンシューマー機に関しては有料のアーリーアクセス版として捉えるくらいがちょうど良いだろう。今後はPS5専用版も予定しているのでそれまで待つのも良い。